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お家でできる毎日のケア
目ヤニ固まってないですか?
お店にくるワンちゃんの中には目ヤニが目頭にガチコーンと固まっている子がいます。
視界に黒い塊がずっとあったら邪魔で、嫌ですよね?
酷い子は目頭に小豆大ぐらい〜パチンコ玉サイズぐらいの塊がくっついている子もたまにいます。
固まった目ヤニは目頭の毛に付着している場合は目頭の毛をカットしてしまって切り落とすか、毛の根元や皮膚に張り付いてしまっている場合はお湯でふやかして溶かしながら剥がす二つの方法のどちらかを選択します。
目に張り付いた大きな目ヤニの塊を痛みを伴い剥がされるのを犬が嫌がるのは当たり前です。目元の皮膚が荒れたり爛れていると余計に防衛本能から拒否します。目元ということもあり刃物を使うのは危険なのでできるだけシャンプーや指で取る様にしますが、どうしても取れない、または刃物を使ったほうが犬に痛みがない時はハサミやバリカンで切り落とします。できるだけ危険につながる行為はは避けたいのはトリマー の本音です。
目ヤニがついている皮膚の下はジュクジュクした状態で化膿している子もいます、ただ黒い塊の目ヤニがついているだけだと飼い主さんが思っているよりも悪い場合もあります。たくさんの蓄積された皮膚の悪い目ヤニを除去するのはカサブタを無理やり剥がすのと同じで皮膚の表面がめくれたり、炎症、悪化を招きます。
目頭の毛が長くても、目が毛に入って目ヤニが出る原因となったり、伸びた毛に目ヤニが付着しやすい悪循環になります。目頭の毛はほとんどの子がカットの際にはどんなスタイルでも短くカットするので、伸びすぎる前に美容に出すのも一つの方法です。
頑固な目ヤニに育つ前に
なのでたくさんの目ヤニがそこまでカチカチに固まってしまわない様にお家で毎日拭いてあげて欲しいのです。お家でできる毎日のケアの一つに目ヤニを拭いてあげるというのを加えてあげてください。
目ヤニは目の疾患(結膜炎や角膜炎、ドライアイなど)出ている場合と、目頭の皮膚が化膿して膿がついている場合など原因は様々ですが、異常な目ヤニがずっと目の周りに付着しているとそこから炎症が広がって目の周りの皮膚が爛れることにつながっている子も多いです。
目ヤニは健康なワンコでも朝起きたらついていたりします。決して慢性的な異常な目の疾患ばかりではありません。人も体調の悪い日などは目ヤニが多い日もありますよね。犬も同じ様に目ヤニがたくさん出る日もあれば、ほとんど出ない日もあります。
頭や体を撫でてあげるついでに目ヤニをティッシュで拭いてあげてください。この5秒でできる飼い主さんの手間と愛情で目元の健康を保つことに繋がります。
目ヤニの拭き方
拭き方は簡単。
顎下の毛を持つかマズルを持って顔を固定しティッシュか指で目頭を拭ってあげてください。一瞬で終わります!歯磨きや足先のタオル拭きと違って手軽に短時間でできるので是非毎日の日課にしてもらえればトリマーとしてありがたいです!
みんなでワンコの健康を守ってあげましょうね!